「グランド・ブタペスト・ホテル」


ウェス・アンダーソン監督作『グランド・ブダペスト・ホテル』予告編 - YouTube

ウェス・アンダーソンの新作。田舎なので映画館で見れないの。

レンタルになるのを待ってやっと見た!!

ウェス・アンダーソンは「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」から見てる。

テネンバウム家の話は、正直よくわかんなかった。若かったからかもしれない。

当時はとりあえずおしゃれな映画は全部みるという価値観で、

ファッション誌で取り上げられたのが切欠だった。

ダージリン急行」からもしかしていいかもと思い始め、

ムーンライズ・キングダム」でかなり好きになった。

 今回のもよかった。

作家の主人公がたまたま泊まった廃墟のようなホテルで、

オーナーから聞いた、永遠に失われた世界の話。

最後にシュテファン・ツヴァイクの名前が出ていて、

あーっ!と思った。

ツヴァイクは、オーストリア出身の伝記作家。

「昨日の世界」で崩壊寸前のオーストリア=ハンガリー帝国の様子を書いてる。

たしか、若者は未成熟だから価値がなく、

年寄りが成熟したものとして重んじられたとか、

男性の視点から女性には2種類あり、

遊び用の女と結婚用の女がいた(公娼制があったから)、とか、そんな話だった気がする。

日本で言うと明治大正くらいの時代。

このくらいの昔は現在の価値観と似ているようで、

じつは真逆だったりして、

パラレルワールドみたいで面白いよねー。

私大好きw

またツヴァイク読みたい。