夏風邪

今日は風邪引きで仕事を休み、一日中ベッドで本を読んだり、寝たりしてた。このまま休み癖が付いてしまったら怖いけど、周りに風邪菌を撒き散らし、常より5割り増しのむすっとした顔をして座っているよりかましかと。まだのどが痛いし、声も変なままだけど、おかげでだいぶよくなった。今日読んだ本は3巻組みの『マニエリスム』の一巻目。そのほかには、山尾悠子を少し。図書館で借りた『夢の棲む街/遠近法』。この人の話は、きちんとした理論的な文章で書かれているにもかかわらず、《ばら色の足》等のモチーフが幻想的で非現実的で、なんとなくマニエリスムの絵を連想させる。ポントルモとかブロンズィーノ。見れば、人間の体がかかれている、しかもかなり忠実にってことがわかるんだけど、妙な違和感を感じさせるそういう感覚。寓意画にも似てる。