三部作の中で一番面白かった。
でも、主人公のフロドって何もしてないような気がした。
スメアゴルにだまされてサムを追い払う、
ゆずってもらった水や食べ物をたべるなど。
驕らずフロドを立てて仕えた庭師サムが一番偉い。
本当の主人公はサムなんじゃないかと推測する。
それで、平凡な生活にこそ幸せがあるんだよというメッセージがあるのではないかと。
フロドと120さいのおじさんは船で旅に出るんだけど、
その先にあるのは死なのではないかと思った。
けして、わかりやすい幸せはないような気がした。
これまたトールキンのこと知らないので、
どうだかわからないけど。
中学生のころ、『指輪物語』に挑戦したんだけど面白さに気づけなかったんだよねー。
そのころはもっぱら吉本ばななとか山田詠美なんかを読んでた。
(そのころはまだ吉本だった。オカルトやゲイが出てくる話、明るいエロ話が好きだった。
ちなみに小学生のときは、宮沢賢治だった。
で、高校のときは本から離れようとしていた。
そのころはJ文学って言うことばがはやっていたみたいだった。
やたら現実的な、暗い話を読んで暗くなっていたよ。