『天使の宿り木』

天使の宿り木 [DVD]

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“飾り窓”で働く主人公が、刑務所から出所する元娼婦から、
息子を施設(小児精神病院?)から引き取って連れてくることを頼まれる。
しかし、元娼婦は待ち合わせ場所に現れず、コインロッカーに隠した金をめぐる事件に巻き込まれる。
追手から逃れ、子供をどこかに置き去りにしようとするが、
境遇が似ていることから思いきれずに、ともに行動するうちに愛の様なものが芽生える。

主人公(ヴァネッサ・パラディ)がオセロの松島にそっくりで、それしか考えられなかった。

子どもが、かなりの受け身でいらいらした。
なんでも人よりワンテンポ遅れ、ぼーっとしているのに、言いたいことは言う。
コインロッカーから金を取り出すときなど、追われているのに、
後ろにいる松島をいちいち振り返る。

フランス語の原題は、『私の天使』。
それをわざわざ『天使の宿り木』としたのには、ネガティブな含みがあるよな。
超依存体質の子ども。

なんで、愛が芽生えるのかわからないんだけど…。

ところどころ流れるアメリカーンな音楽が嫌だった。えるびすぷれすりーなど。

変な映画だった。