悪魔の占い

PSというファッション誌に悪魔の占いというのがあって、
人に当たるよとすすめられた。
普通の巻末占いなら良い事が予言されていることがおおいんだけど、
それは悪いことを予言するというもの。

占いって解釈の世界だと思う。
いろいろな兆しを良いようにも悪いようにも解釈するのが占い師で、
雑誌の巻末占いの場合は、読者がさらに解釈する。

人間悪いことはすぐ目に付いてしまうので、
良い事が書いてあるときよりも、
身の回りの状況にこじつけて解釈してしまい、
当たってると思うのだろう。

それに似たことがあって、なんだかなあとおもったことよ。

女王ファナ

スペインと神聖ローマ帝国の帝位についていたハプスブルグ家が、二重婚姻関係を結んだころが舞台。
スペインのファナとハプスブルグのフェリペが政略結婚させられて、
ファナのほうは熱狂的にフェリペのことを愛するんだけど、
フェリペはおんなったらしで、ファナが嫉妬に狂い、
父親とフェリペ、そのほかの国がそれをネタに、ファナを幽閉して王位と領土を横取りしようというはなし。

性的な描写多数。ファナはちょっとセXXス依存症かもしれない。

子どもに乳を吸わせながら恍惚としてるシーンがあった。
こういう快感って本当にあるらしいけど。
(たしか伊藤比呂美のエッセイにそういうことが書いてあった。)

フェリペの愛人、ムーア人て何。
魔術使ってた。

宮廷のトイレの描写、ダンスシーンが面白い。
便器はおまるなんだけど、今みたいに、個室が並んでるの。
ダンスは謎。
男女が向き合って、手をとって、横にステップを踏みながら回る感じ。

全体的にペドロ・アルモドバル(?)の映画を連想した。